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コラム

ここでは代表である大川が、同じく「障がいを持つ児童」の保護者に向けてコラムを書いています。

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コラム1. 親が子どもの介助をできる期間は意外と短い


こんにちは。今回から私と同じく「障がい持つ子どもの保護者」に向けてコラムを書いていきたいと思います。
セミナーで勉強したことや日々の生活、療育などで考えたことを書いていきます。よろしくお願いします。


さて、今回は「親が子どもの介助をできる期間は意外と短い」というお話です。

障がいを持つ子ども達の保護者の中には「この子の人生の最後まで、私が面倒を見る!」と考えている方もいるのではないでしょうか?
そうでなくとも「自分の限界までは子どもの面倒を見よう」と考えている保護者は多いと思います。私もそうでした。

しかし、考えてみると、「その限界は思ったより早くやってくる」ようです。

下の図をご覧ください。
親が30歳の時に子どもが産まれたと仮定した場合のそれぞれのステージです。

 

65歳までは「社会人」と言われます。おそらくこれが子供を介助できる限界ではないでしょうか?
ここから、人は衰えます。

65~75歳は「高齢者」と呼ばれます。おそらくこれが自分で自分のことができる限界と考えます。
料理・洗濯・掃除・入浴・排泄。なんとなく75歳くらいまでは何とかしたいなと思います。

75歳以上は「後期高齢者」と呼ばれます。この年齢で自分のことが自分でできる人は少ないでしょう。つまり、子どもの介助はおろか、自分にも介助が必要になるということです。

 


65歳が子供を介助できる限界とすれば、それまでに我が子が親の介助なしで生きていける環境を整えなければなりません!
この時、人の寿命を80年、子どもが35歳とすれば、なんとそれからお子さんは45年間生きます。
私達がお子さんを介助できる期間は、お子さんの人生の半分にも満たないのです。


というわけでまとめです。
(あくまで一般論であることを前提として)
1.親が子どもの介助をできるのはだいたい65歳くらいまで。
2.親が子どもの介助をできる期間は子どもの人生の半分にも満たない。

 

不安になる必要は全くありません。
なにしろ、65歳まで時間があるのです。なんだってできます!

 

次回は「親が65歳までにやるべきこと」というテーマでお話させていただきます。
よろしくお願いします。

コラム2.「親が65歳までにやるべきこと」

​こんにちは。前回は

1.親が子どもの介助をできるのはだいたい65歳くらいまで。

2.親が子どもの介助をできる期間は子どもの人生の半分にも満たない。

というお話をしましたね。

親が65歳までに子どもが親の介助なしで生きていける環境を整えましょう!

とはいえ、何をしたらいいのか・・・たいていの人は途方に暮れてしまうことでしょう。

​焦る必要はありません。65歳まで時間はあるのです。ゆっくりじっくり行きましょう。

簡単に説明すると、親がやるべきことは次の3つのステージに分かれます。

1.親が35~45歳まで   子どもが10~20歳まで   情報収集期

​2.親が45~55歳まで   子どもが20~30歳まで   決定期

3.親が55~65歳まで   子どもが30~40歳まで   調整期

​図にするとこんな感じですね。

 

 

 

 

お子さんが学校に入ってしばらくしたら、将来のことを考えて情報収集を始めましょう!

学校には本当にたくさんの情報が入ってきます。

PTA、進路指導、先輩の存在・・・

特別なことをする必要は何もありません。

​お友達を作り、学校のイベントには積極的に参加し、セミナーや掲示板に少し目を向けてください。

​そして、学校を卒業するころには、少しずつ親の介助なしで生きていけるように、いろいろなことをきめていきましょう。

寝る場所、過ごす場所、お金のこと、人のこと・・・

ここで決めなければならないことはたくさんあります。

しかし、大丈夫です。10年かけて、じっくりと決めればよいのです。

高校3年生になっていきなり焦ってすべてを決めてしまわないように、それまでに十分情報収集をし、​時間をかけて決めていきましょう。

それでも情勢が変わったり、思っていたのと少し違って悩むこともあるでしょう。

仕事になじめない、終の住処と思っていたが合わない、頼りにしていた人とうまくいかなくなった。

そんな時は調整しましょう。一回ですべてパーフェクトにできることなどありません。

ある程度決まってしまえば、あとは問題が起きた時に調整していけばいいのです。

 

良くないのは、

学校・施設を頼らない事、そして頼り過ぎてしまうことです。

学校・施設を頼らないことは、山の中で生活するようなものです。

いまの世の中で、山菜を食べ、動物を狩って生きていくようなものです。

どれだけ無謀なことか良くわかるでしょう。

学校・施設に頼りすぎることは、一流大学・一流企業に行けば幸せになれると思ってる人と同じです。

すでにそうした神話が崩れていることは皆様ご存知のことと存じます。

じぶんなりの生き方・自分なりの幸せを子ども自身が考えなければなりません。

というわけでまとめです。

1.​10年ごとに情報収集期・決定期・調整期の3つに分けて、65歳までに30年かけてじっくり取り組む。

2.学校・施設は情報の宝庫!たくさんの経験を!

3.学校を卒業するころには、少しずつ親の介助なしで生きていけるよう頼れる施設を見つけていきましょう。

  ただし、施設を頼りすぎないように!合わなければ、調整OK!!

いかがでしょう?

次回は「決定期」で決めなければならない「いろいろなこと」。

つまり「子どもが親の介護なしで生きていくためにひつようなもの」というテーマでお話させていただきます。

よろしくお願いします。